私が20代半ばの頃の話ですが、
当時27、8歳くらいの商社マンの友人が言っていました。
今は親の後を継いで会社を経営しています。
その今月は頑張って大きな契約をいくつか取ったそうです。
建設関係の中小企業なんですが、
一月で2億円の達成をしているそうです。
彼の年収は600万円だと言っていました。
当時の私からしてみたら
いい給料だな~って思っていたんですが、
今思えば差し引き分の1億9千4百万はどこへ?
彼の功績は今自分の会社を経営するという部分で役に立っています。
もちろん当時の彼もこの給料体系の仕組みは理解していたようで、
金銭的なものは全く無視してやっていたそうです。
ビジネスを学ぶというところに重点を置いていて、
他からの収入があったので
給料が多い少ないは関係なかったと言っていました。
そのうち辞めて自分で会社やるって決めていたからできたんですね。
今では会社は大きくなり、
家族は増え、家も建ち、
うらやましい限りです(笑)
って、そんな話はどうでも良かったですね。
大学に入って初めての夏休み。
私はあり余る時間を有効活用しようとアルバイトをすることになりました。
学費は親に出してもらっていたので、
その他の生活資金や交際費は自分で捻出しようと思いました。
新聞広告に載っていた飛脚がトレードマークの運送会社での検品作業というもの。
私はその倉庫のアルバイト第1号ということで勤めることになり、
非常にやりやすい環境でした。
パートのおばちゃんと一緒に衣料品の検品や箱詰め、配送です。
時給は900円で、今思えば長期でやったバイトで一番時給が良かったです。
当時の福岡ではいいほうだったと思います。
冷暖房完備。
休憩時間もきちんとあって、雇用保険などの福利厚生もさすがにしっかりありました。
倉庫業だったのですが、それほど肉体労働って程でもありませんでした。
あまりバイトをやったことがなかった私には、
お金を持つということがすごく嬉しく、
使い道を考えるのがすごく楽しかったです。
毎日出金カードを見ては今日はいくら稼いだ、
今日までのトータルはいくらだと計算していました。
「こんなに簡単にお金がもらえるんだ。」
若い私は単純にそう思っていました。
友達もでき、毎日朝から晩まで働いて、
バイトが終わった後は食事をしに行って、
朝まで遊びました。
世間知らずの私は、その頃から次第に雇われ思考へと育っていきました。
良くあるパターンでしょう。
毎日同じ作業の繰り返し。
トラックで運ばれてきた衣料品を検品し、
箱詰めして所定の場所に積み上げていく。
朝から晩まで積み上げていく。
それが普通でした。
荷物が積み上がっていくと同時に、
お給料も積み上がっているかのようでした。
その前にやっていた掃除のバイトとはうって変わって、
綺麗な場所で人と会話しながら高時給。
言われたことをちゃんと守っていれば怒られることもありません。
単純作業なので間違うこともあまりありません。
運よくこの仕事ができてよかったな。
そんな安易な気持ちでした。
世の中そんなもので、全然違う仕事だとその内容を簡単には比較できない。
しかし、長期間その仕事をやり続けていくうちに段々と不満を持つようになるんですね。
楽しかった検品作業や配送作業が苦痛へと変わっていきます。
毎日毎日同じ作業の繰り返し。
検品、箱詰め、積み上げ。
まるでロボットのような動き。
荷物が少ないときなんかは、
なるべく時間が掛かるように作業をゆっくりとやって時間を埋めました。
今まで手にしたことのない金額13万円を手にし、
そして私の大学生活最初の夏が終わっていきました。
そこに楽しさや嬉しさはなくなっていきました。
もともとその契約で雇われているんです。
労働というものを提供し、賃金をもらう。
文句とか言う立場ではありません。
嫌なら辞めろという世界なんですね。
誰でもできる仕事をし、何のスキルも手に入らず、わずかばかりのお金を手に入れました。
一方で他の友人はPHSや携帯が世の中に売れ始めた頃に販売員のアルバイトをやっていました。
時代の流れにうまく乗って沢山の契約を取り、
アルバイトでありながら100万円近い報酬をゲットしていました。
大学の近くに一人暮らしをし、
仕送りをもらって生活をしている上に、
更に考えられないくらいの金額を稼ぐという光景を目にし、
友人ではあるものの、遠い人のように見えましたし、
羨ましい気持ちや不安のような気持ちが沸いてきました。
社会人になっても同じような状況が起こりました。
私は必死に自動販売機に缶コーヒーを怒涛のごとく投入していきます。
1個売れれば100円の売上。
月の売り上げは六百万円くらい。
私は1ヶ月の間に自動販売機に6万本の缶コーヒーを投入していました。
1日あたり2千本~3千本。
1箱30本入りなので、80箱前後。
そして、手取り給与は18万円程。
その頃には「何かが違うんだよな~」ってよく考えていました。
ちょっと考えれば簡単なんですが、
私は労働思考に固まっていたので全く気づきません。
また、ピザ屋のバイトをやっている頃、2つ年上の人で仲良くなった人がいました。
2回浪人していたので同じ学年でした。
その友人はそれほど高学歴ではありませんでしたが、
いわゆる「賢い」人間。
社会人になったら必ず独立して会社を起こすと言っていました。
そうして大学を卒業すると理系出身でありながら商社マン(営業マン)となりました。
夢を持っているってこうゆうことなんだろうと思いました。
「俺は決していい大学出てないけど、東大出身の部下には仕事では絶対に負けない。」
そんな話をよくしました。
学歴がいいからと言っても必ず稼げる人になるとは限りません。
社会人となり友人と私の収入格差は広がり始めました。
職種が違うので比較はできませんが、
とても悔しかったです。
若かったので、「その内どうにかしてやるぞ」
とは思っていましたが、具体的な策も無く、その差はどんどん広がりました。
社会人がたった2年過ぎるくらいで、
私の年収300万円未満。
友人の年収は700万円超え。
連絡を取るのも辛くなったのは言うまでもありません。
それから10年の月日が流れ、私はやっと独立しました。
時間はかかりましたが、今は流れに乗れているように思います。
独立して最初の月は確か4~5万円の収入でした。
さすがに生活はできません。
2ヶ月目には15万円くらいでした。
3ヶ月目には25万位。
と半年もかからず生活するレベルには持っていけました。
3ヶ月で前の仕事の収入を超え、
それ以降はそれを下回ったことはありませんし、
上がり続けています。
これまでのサラリーマンってなんだったんだろう?
そんな風にも思いますが、
自分には必要な時間だったんだろうと思うようにしています。
勉強だと、経験だと思っています。
あまり有頂天になりすぎてもいけないだろうし、
これまでの暗い10年を取り返すためにも、
その10年間の葛藤をこれからの生活に生かそうと思います。
ということで、
今では雇われることなく生きることが可能であると確信しています。
というより雇われるよりも楽なんです。
これで昔バカにされたり、下に見られていたやつにも見返すことができます。
まさか自分にこんなことができるなんて、
独立前にはまるで思うことはできませんでした。
私は大学を卒業し、社会人になって初めて就職した会社を半年ばかりですぐに辞めてしまいました。
就職活動中、なかなか自分の専攻していた分野に興味が持てず、
学生時代に趣味だったバイクを仕事として選びました。
若かった私は社会に対していまいちピンときてなくて、
将来のことも漠然としか考えておらず、
学生思考のまま社会人となりました。
少なからずぼんやりと何か夢みたいなものはあったのですが…。
バイクの整備士として下積みして、
そのうちバイクショップの店長や工場長になり、
そして自分のお店をオープンさせる。
そんな漠然とした甘い感覚だったように思います。
しかし、それは現実と共に消えうせていきました。
結論は、私は趣味を仕事にはできなかった。
(あきらめてしまった。)
社会人一発目から挫折。
負けてしまいました。
親や友人にも色々と言い訳していたと思います。
私はそこそこいいと言われている大学を卒業するも、
完全に負け組みのレールに乗っかっていました。
プータローがずっと家にいると、
どんどん下へ下へと気分が落ちていきます。
これは無職の人にしか分からない感情でしょう。
このままじゃいけないと思いつつも、
なかなか抜け出せない。
親や親戚からの圧力も大きくなります。
勝手にそう思っていきます(自己嫌悪)。
そして自分に自信が持てなくなり、
難しいことに挑戦することができなくなっていきました。
それでも何か仕事をしなくては食べていけないので、
とりあえず何でもいいので就職して再起を図ろうと思いました。
職安で誰でもできそうな仕事を見つけました。
自動販売機の補充員。
一目で分かる超ガテン系。
面接してその日のうちに合格し、
「明日からこれる?」
「あ、はい。」
そこから約5年間勤めることになります。
そして、肉体労働がメインなのできつかったですが、
難しいことをやるんでもなく、人間関係もほどよく良かったし、
若かったのもあってなんとなく続いていきます。
入社して半年くらいたった頃。
私は何の目標もなく、なんとなく仕事をしていました。
学生時代に語り合った夢などは忘れてはいませんでしたが、
何とかなっていくものだろうと、
特に何かすることもなく生きていました。
そんな頃。
自分のエリア先でよく顔を合わせていた人がいました。
その方は競合会社の人です。
たまに会うと元気よく挨拶してきます。
このきつい仕事がそんなに楽しいのだろうか?
そう思えるほど、どこか惹きつけられるような、輝いているような、
私の目にはそう映っていました。
私の知っている同じ仕事をしている人たちは、
やはりきつそうだし、
このように何か希望があるような顔をしていない。
どこか根拠はないんですが、
その人はどこか違うなと感じていました。
この仕事はもともと次の仕事までの繋ぎで、
いつかは切り替えないといけないと考えていたので、
切り詰めて意識してはいませんでしたが、
どことなくアンテナを張っていたのかもしれません。
その人と少し話すようになりました。
やはり彼は他の人とは違っていました。
少なくとも私の知っている人とは違っていました。
彼はサラリーマンでしたが、
会社には内緒で自ら仕事をやっていました。
そちらがうまくいき次第、自動販売機の仕事は辞めるとのこと。
彼の会社は某コーラ会社…
私の会社は地場企業。
何から何まで天と地との差がありました。
給料面を見ても私の3倍くらいありました。
たった5つ上ですよ。
会社によって同じ仕事でもこんなに違うのか……
何とも言えない気分でしたが、嬉しい気分でもありました。
希望のない社会人生活にちょっと光が見えたようでした。
私の会社の先輩を見ても、
全く憧れを持つことはできないということもあったかもしれませんが、
すぐにその彼と仲良くなりました。
ご飯も食べに行くようになりました。
彼からは沢山のことを教えてもらいました。
具体的なことは話さないのですが(あえて話さないんだと思います)、
これからはこうするとかあーすると話していました。
会社辞めて起業するためには、
「今は2足のワラジで大変のように思うかもしれないけど、一時のことだから頑張ろうぜ。」
と彼は言ってくれました。
彼は出世街道まっしぐらのようでしたので、
別に会社を辞めなくても良かったはずなんです。
それでも辞めるよといっていましたから、
やはり独立するということは、
何から何までサラリーマンとは違って、
世界が変わってしまうんだろうと思いました。
若い私には分からないことばかりでしたが、
今ならその意味が分かります。
その頃から私の人生(私の価値観や心理面)は大きく動きます。
見た目には何にも変わりませんが、
気持ちが大きく動いたんです。
同じ会社の人も誰も知らないでしょう。
いつもどおり笑ってバカしてるまっくす君。
その当時から今まで10年以上経っています。
あの時何かを感じ取っていなかったら今の私はないでしょう。
若かったし、一人だったし、
仕事を朝から晩までしていましたが時間は沢山ありました。
今思うとあんなハードな生活はもうできないかもしれません。
体力も衰えていますし、
モチベーションもずっと高いままに維持するのは大変ですし、
今は結婚して子供もいます。
家族サービスとかもしないといけません。
しかし、あの時の苦しい生活や経験が今の私の生活を支えていることは間違いありません。
ちょっと遅れたような気がしますが、
少しでも彼に近づけたんじゃないかと思っています。
あの時変わらなければ、
独立もしてなかったでしょうし、
今の充実した生活はなかったと思います。
独立までは迷いに迷ってここまできました。
ちょっと遠回りしてしまいましたが、
”独立”というこを難しく考えすぎていたように思います。
お金を稼ぐことは意外に簡単なのです。
右に行ったり左に行ったりしてるようにも見えますが、
自分を信じて走り続けてきた結果です。
自分の感を信じてきて本当に良かったと思います。
現状に満足できない人って沢山いると思います。
しかし、愚痴ばかりを言って何もしない人も沢山います。
そのようになってはいつまでたっても何も変わりません。
未来を信じて日ごろの生活にプラスαを取り入れてください。
チャンスというものはスッと近づいてきては、
サッと何処かへ行ってしまいます。
そのチャンスを掴めるかどうかはあなた次第です。
そのチャンスを掴む為にも準備をしておくのです。
チャンスをチャンスと気づかずに掴み損なってる人も多いはずです。
これはサラリーマンの人も一緒ですよ。
【追記】
あなたはなぜ今回の記事を読まれましたか?
あるいはあなたは日頃私のメールを探して読んでいるでしょうか?
おそらく、あなたのメールボックス内には様々なメールが溜め込んであると思います。
私のメールボックスもたっぷりと溜め込んであります。
Gmailというフリーメールもプロバイダーのメールサーバーにもたっぷりと溜め込んであります。
毎日毎日どこから来ているのかも分からない怪しいメール達がうじゃうじゃ送られてきます。
既にどこか傍観的です。
気にもなりません。
あなたはどう感じているでしょうか?
その中から私のメールを探し出し、
中身を見ていただくなんて、
私から言わせれば奇跡的です。
もしあなたがメルマガを発行していて、
開封していただけているのであれば、
自信を持って発行してください。
「読まれる」
ってそれだけで嬉しいことなんです。
話を戻しますが、
なぜ今日私の記事をチェックしたのですか?
「今日こそはメルマガ解除するぞ!」
って思いながら見たのでしょうか??
ちなみにいつでもメルマガは解除できます。
もしかしたら偶然開いてみたのかもしれません。
でも既に数通送ってますし、
「どんな内容なのかな」
って見てみたと思うんです。
違いますか?
先のメールにてメルマガの目的をお伝えしました。
1、ネットビジネスのスキルを身に付け、あなたらしい生活の構築を目指す
2、私の売り上げ増加に繋がるスキルアップコンテンツの紹介
この部分が理解いただけているので、
いつもメールを読んでいただいたのだと思っています。